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購入について

 前項購入検討者のためのFAQを読んでもWX5を購入しようか悩んでいる方、あるいはEWIとどっちが良いのか迷っている方、しつこいようですが「百聞は一見にしかず」と申します。とにかくご自分で一度吹いてみてください。私自身はウインドシンセは本当に楽しいと思いますしだからこそこのサイトであーだこーだとうんちくをたれているわけですが、やっぱり気に入る気に入らないは個人の好みの問題ですから、自分で吹いてみて結論を出していただきたいと思うのです。(かくいう私は、楽器店で初めてWX5を見つけたときに1時間試奏してその場で購入しました。それまでウインドシンセなんて全然興味がなかったのに、吹いてみたら思ったより「使えた」のでつい買ってしまった、というところですね)
 WX5はVL70-mといっしょに大きめの楽器店や電気店の楽器コーナーに展示されています。大抵試奏が可能です。東京においては例えば以下の店舗で試奏が可能です。いくつかの店舗ではアカイのEWIシリーズと並んで試奏が可能になっていますので、比較した上で購入することができます。

東京のウィンドシンセ販売店(一例)

 ちなみに2008年3月現在AKAIがEWI4000s展示店の一覧を公開しています。このリストにある店ではWX5/VL70-mも展示試奏ができるところが多いと思われます。このリスト掲載のお近くのお店に問い合わせて、WX5もあるようでしたら、EWIとWX5両方試奏できますのでおすすめです。

 これらの店の中でもウインドパルはウインドシンセにとても詳しい楽器店ですのでいろいろ相談することができるでしょう。価格は店によりいろいろですが、WX5とVL70-mのセットで98000円前後という設定が多いようです。

 またWX5をWEB通販しているサイトには例えば次のようなサイトがあります。(写真or商品名クリックで通販ページに飛びます)通販の場合は価格だけでなく購入後のアフターサービスがしっかりしているかも重要ですからその点ご自分で納得できるまで確認してくださいね。

通信販売でWX5/VL70-mを購入できるサイト(一例)

中古品の購入

 WXシリーズは頻繁に故障する楽器という印象はありませんので中古購入の危険度は高くないほうだと思います。ただしキーやリップセンサー等の可動部品が多いので、前のオーナーの使用頻度が高い場合はそういった部品がヘタっている可能性は大いにあります。
 また新発売から10年近く経過している製品であることも心配です。最初期に製造されたものはいろいろトラブルが出てきてもおかしくない年月が経っています。実際4年前ほどから中古で買ったけど調子が悪い、という報告が増えたような気がします。
 というわけで、比較的最近に新品購入されたもので、前オーナーがあまり使用していないのなら安心度は高いでしょう。
 WXのトラブルについてはコチラにまとめてありますので購入前にチェックしてみてください。

ネット上では以下のようなサイトで中古品を探すことができます。

中古価格相場

 2008年3月現在も、WX5の中古は時々見る程度です。なお青・白の限定色バージョンを見つけるのは至難の業ですので見つけたらかなりラッキーです。Yahooオークションにはそこそこ出るようになりましたが、落札価格はかなり高めだと思います。WX5/VL70-mのセットで新品との価格差が1万円くらいだと個人的には躊躇してしまうところです。私が中古ショップをチェックしてまとめた相場価格は上の表の通りですが、他にウインドパルの中古コーナーの価格が目安になります。激安ではないですが至極常識的な値付なのでここより高い中古は買わない、という目安に使えます。

中古音源について

 音源も一緒に揃えるのならVL70-mがベストの選択肢です。より安価な中古音源としてはヤマハのWT11(WX7,11用とされていたFM音源)やFM音源DXシリーズ(DX7,DX21等)やTXシリーズ(TX81Z,TX802等)がブレスコントロールとの相性が良いことから扱いやすいですが、いまとなっては旧い音源であることは否めず、ブレスに対する反応がやや粗いこともあるのでメイン音源としてはおすすめしません。また生楽器系のサウンドは不得意です。より安価に生楽器系の音をを求めるのであればFM音源よりも安価なDTM音源(PCM方式)のほうが良いかもしれません。(もちろんFM音源独特の音色が欲しい場合は別です。)
 DTM音源はどれでも大体同じなので価格で選べば良いのですが、どちらかといえばヤマハのものがブレスコントロールとの相性は他社のものにくらべ多少有利です。ついでに言えばMU100以降のものがプラグインのVLボードに対応しているので後々の拡張ができる利点があります。
 DTM用でないその他の音源(アナログやPCM方式)ももちろん使えますが、中古といえどVL70-mより高いものが多いのでここでは触れません。

WX7,WX11,WX5の違い

 発売順としてはWX7→WX11→WX5の順です。WX11はWX7の廉価版という位置づけなので(そのぶんやや機能が少ない)同価格であればWX7をおすすめします。WX5はWX7/WX11にくらべ大ぶりになっており、そのぶん手に持ったときしっかりとした感じがします(好みもありますが)。オクターブキーが操作しやすくなり、また左手HighD,#Dキーが加えられたこと、直接MIDI出力が可能、Exp情報の送信など、機能的にも大幅にグレードアップしています。またWX7よりWX5のほうが音の立ち上がりがなめらかになった(ブレスセンサーの性能があがった?)ような気がするとの情報もあります(情報感謝:ぎあさん)。できるだけWX5の購入をおすすめします。さらにはWX5とVL70-m(もしくはVLプラグインボード)をセットで購入すると後々悩まずに済みます。YAMAHAによるWX5・WX7・WX11のスペック比較一覧表も参照ください。

WX7,WX11購入時の注意

 中古でWX7またはWX11を中古で購入するときは次の付属品がないとかなり困ります。

 WXケーブルは単品でも部品として注文すれば入手できますが(2680円)、(B) は単品での新品/中古入手は絶望的です。(B)はWXケーブルをMIDIケーブルに換えるアダプターを兼ねており、これが無いとMIDI音源では使用できないので(ただし音源がWXケーブルに対応しているVL70-mとWT11だけは(B) がなくても可)、中古購入の際は(B)の有無をよく確認しましょう。なおヤマハのフットコントローラMFC10はWXケーブルに対応しているので、これを(B)の代わりにすることはできます。(高いけど)

WX5,7,11,BT7始めヤマハの新旧製品の取り扱い説明書はココから入手可能です。購入の際の参考にしてください。

May.07.2000作成,Mar.16.2008最終更新

 WX5 workbook
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