音源紹介・AKAI EWI3020m

メーカー：AKAI
製品名　：EWI3020m
価格　　：定価￥68000
公式ページ：Akai EWI

概要：
　モノフォニック発音のアナログシンセサイザーモジュール。2VCO、1VCF、1VCA、2EGで、複雑な音づくりが可能。エフェクタ内蔵せず。鍵盤無し・2Uラックサイズ。もともとAKAIのウインドシンセ(EWI)用専用音源として開発されているが、MIDI入力があるのでWXや一般的な鍵盤からもコントロールできる。ブレスコントロールとの相性が良く、音色等の設定をとくにいじらなくても充分使用できる。音質・機能・価格等総合的に見てウインドシンセ用アナログ音源の有力候補といえる。

基本設定

• EWIコントローラを接続している場合は、はずす。
• WX5からはブレスコントロール(BC)を出力する。
• MIDI送信/受信チャンネルをあわせる。（通常送受信とも「１」）
• EWI3020mのMIDIセットアップからブレスを"BREATH=BREATH"にする。

おすすめのポイント

• いわゆる「アナログシンセ」な、高音から低音まで良く通る太い音。
• EWIシリーズとしてプロミュージシャンに多くの実績がある。
• プリセットの全音色がブレスコントロールに最適化されており初期設定のままでも充分演奏可能
• ブレスやベンドによる音色変化が可能。
• オリジナル音色が本体内に50個記憶可能。
• 外部からのオーディオ信号にフィルター(VCF,VCA)をかけて出力する機能がある。このフィルターはブレスコントロール可能であるので、この機能を使うことでブレスコントロールの効かない音源もブレスで音量・音色がコントロールできるようになる。
• 各音にコードを割り当てることで4音ポリフォニックな演奏をすることができる。（別途外部音源が必要）実際に使いこなすのは難しいが創造力をかき立てられる機能ではある。

短所

• やや大型で重い。

その他

• MIDI機器の宿命ではあるが、ブレスコントロールの真ん中あたりで音のザラツキ（ゴロゴロしたノイズのような音）する。通常のバンド演奏で気になるほどのものではないが、VL70-mにくらべるとかなり目立つ。またEWI3020（アカイの非MIDI専用コントローラ）ではこのザラツキが全く発生しないだけに残念である。
• T-SQUAREをやってみたけどなんか感じが違う・・・と言う場合、WX5側のリップベンドを無効にしてみましょう。
• 基本波形のリストはコチラ参照。

関連WEB

• Akai EWI (日)公式ページ。
• EWI-EVI.com (英)個人サイトですがデータ量は最も充実しています。

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